●カネライトフォーム(住宅用・断熱材) スタイロフォーム・ミラフォームと同等品
21世紀を迎え、住まいにも省エネルギー、高機能等といったますます高い環境性能が求められていく社会環境の中で、断熱材として高い評価を得ている「カネライトフォーム」は自然との調和をはかり、熱資源の有効利用と未来に繋げる生活環境づくりに貢献します。
カネライトフォームの特徴
優れた断熱性能です。独立した小さな気泡の中に気体を閉じ込めることにより、 熱伝導の三要素として知られる「対流・輻射・伝導」を抑えています。気体を閉じ込めた独立した気泡が熱をさえぎり、結露を抑制します。吸水・吸湿性がほとんどありません。独立した気泡が、 断熱の大敵である水を入りにくくし、 断熱性能の劣化を防いでいます。人と地球にやさしくフロン及びPRTR法対象物質の発泡剤としての使用を取りやめました。また、ホルムアルデヒドも含まれておりません。マテリアルリサイクルも可能で、グリーン購入法にも適合しています。
完全ノンフロンン化された断熱材の実現
冷蔵庫の冷媒などに広く使用されてきたフロンは、断熱材の発泡剤にも使われてきました。しかし、オゾン層の破壊、温室効果が高いことによる地球温暖化が問題となっています。カネライトフォームは世界に先駆けて、完全ノンフロン化を実現しました。
フロンによるオゾン層破壊
冷蔵庫の冷媒等に使用されてきたフロンは建築資材、断熱材にも、その特性により従来から広く使われてきました。しかしフロンが大気中に放出されると、上空の成層圏にまで上り、オゾン層を破壊し、地表に到達する有害な紫外線の量が増加し、人体、生態系への悪影響が問題になっています。
地球温暖化
温室効果ガスによる気温の上昇で、環境への悪影響が問題となっています。
●海面の上昇:100年後には世界の平均気温が1.4∼5.8℃上昇し、海水の膨張や両極の氷解により海面が最大88cm上昇すると警告しています。(I PCC(気候変動に関する政府間パネル)の第3次評価報告による)地球規模での大気循環パターンが変わり、降水量や風向きの変化への影響により、一部地域での急速な砂漠化、生物の生息地の変化が予測されます。
●生態系への影響:海面や温度の上昇で、生息域の変化や、変化に対応できない生物種が絶滅したり、連鎖的に生態系が崩れる恐れがあります。
断熱材の発泡剤からPRTR法※対象物質のゼロ化実現!!
カネライトフォームは、建材トップランナー制度対象製品(区分名:押出法ポリスチレンフォーム断熱材)です。建材トップランナー制度とは・・・・・経済産業省 資源エネルギー庁が、製品の性能をさらに向上させるように目標値を設定し、その達成を求める制度です。断熱材では、 押出法ポリスチレンフォーム断熱材、 グラスウール断熱材、 ロックウール断熱材の3種類が対象となっています。押出法ポリスチレンフォーム断熱材の平成34年度目標基準値は、熱伝導率0.03232[W/(m・K)]と定められています。
●ネオマフォーム(住宅用・断熱材)
世界最高レベルの断熱性能。0.020の断熱材ネオマフォーム
0.020とはネオマフオームの熱伝導率「W/(m・K)]。
熱伝導率は、値が小さいほど熱を伝えにくく、断熱性能が高いことを表します。ネオマフオームは、私たち旭化成の技術と思いが込められた断熱材。素材は熱に強いフェノール樹脂で、数ある断熱材の中でも世界最高レベルの性能を誇ります。 ※一般的に用いられる住宅用断熱材に関する公的規格の当社調べによる
ネオマフォームの特徴
断熱材はこれからずっと暮らしていく家の大切な構成要素c 高性能で安心できる断熱材を選ぶことが大切です。ネオマフオームの4つの基本性能
高い断熱性能
ネォマフォームは、世界最高レベルの断熱性能。 薄くても高いレベルの断熱性を発揮します,
耐燃焼性能
素材は熱に強く燃えにくいフェノール樹脂。
火に当たると炭化し、燃焼時に発生するガスも少ないです
長期断熱性能
長期にわたって高い断熱性能を維持する
ネォマフォーム。旭化成独自の技術の成果です。
「フェノール樹脂」とは0x
環境性能
ノンフロン発泡。
リサイクルに取り組んでいます,
「フェノール樹脂」とは
「フェノール樹脂」とは、熱硬化性樹脂の一つで、世界で初めて人工的に合成されたプラスチック,多くのプラスチックが、
熱を受けると溶けるのに対して、フェノール樹脂は熱に強く、熱で硬化する特徴があります,そのため、1900年代初頭から、高い耐熱性難燃性が求められる箇所に幅広く用いられています。身近なところでは、フライパンの取っ手、自動車の部材、プラスチック灰皿等
に用いられています。
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断熱材のトップブランド(ネオマフォーム)
旭化成が断熱材の事業を始めたのは1962年。1980年に、フェノール樹脂を素材とした「高性能で燃えにくい発泡系断熱材」の研究を開始し、1997年には、業界初のノンフロン発泡に成功しました。そして2000年に、「ネオマフオーム」として製品化。
以降、住宅を中心として、産業の様々な分野で用いられ、「省エネ大賞」、「オゾン層保護・地球温暖化防止大賞」、
「全国発明賞」など、数々の賞を受賞する断熱材のトップブランドとして認められています。
4つの基本性能 ①高い断熱性能
ネオマフオームの熱伝導率は、 数ある断熱材の中でも世界最高レベルのλ=0.020[W/(m・K)]。他の断熱材に比べて、同じ厚さでも高い断熱性能を発揮します。数値が小さいほど、断熱性能が高いことを表す熱伝導率。ネオマフォームは世界最高レベルの0.020[W/(m・K)]で、他の断熱材と比較しても、圧倒的な断熱性能を誇ります。ネオマフオームの基本構造~秘密は小さな気泡です。ネオマフォームの高い断熱性の秘密は、髪の毛の太さほど100ミクロン未満の微細な気泡構造。その気泡の小ささは、他素材の断熱材と比較しても際立つてぃます。発泡ガスは、断熱性が高く、環境にも配慮した炭化水素。素材はフェノールという熱に強い樹脂でできています。
4つの基本性能 ②長期断熱性能
家は一度建てたら何十年も暮らしていくもの。だから、長く使っても性能が落ちにくい断熱材を選ぶことが大切です。その点、ネオマフオームは性能の低下が極めて少ない断熱材です。経年劣化の極めて少ない断熱性能:発泡プラスチック系断熱材は、断熱性能の経年劣化が想定されるため、(財)建築環境・省工ネルキー機構『住宅の省エネルギー基準の解説(第3版)』において、断熱材の経年劣化を加味した熱抵抗補正係数が明記されています。秘密は、気泡膜のガスバリア性の高さ:ネオマフォームの気泡は小さいだけでなく、極めて穴の小さい膜による気泡が1つ1つ独立して構成されています。
(独立気泡率94~95%)また、素材のフェノール樹脂による膜は、中に閉じ込められた発泡ガスが抜けにくく、同時に外からの空気の侵入も少ないので、長期間断熱性能を維持できます。
4つの基本性能 ③耐燃焼性能
耐燃焼性が高く、安心して使うことができる・・・当たり前のことですが、ネオマフォームはその点にしっかりとこだわって作つてぃます。フェノールだから燃えにくいネオマフォームは、熱に強く燃えにくい。これは主原料であるフェノール樹月言の特性です。 ネオマフォームは、炎を当てても炭化するだけで、燃え上がることはありません。
4つの基本性能 ④環境性能
ネオマフォームは、地球環境のことをしっかりと考えた断熱材。ノンフロン発泡を業界で初めて高性能クラスで実現し、工場内や出荷後のリサイクルにも取り組んでいます。地球環境に理想的なノンフロン:今では当たり前になりましたが、ネオマフオームは、発泡ガスとしては当たり前のように用いられていたフロンガスや代替フロンを業界で初めて一切使用しない、高性能断熱材として開発されました。リサイクルへの取り組み:熱硬化性樹脂であるフェノール樹脂のリサイクルは難しぃとされていましたが、旭化成では独自の技術による、マテリアルリサイクルを実施しています。また、2009年には広域認定(大臣認定160号)も取得しました。
フェノバボードの最大の特徴は、最高ランクの断熱性能。熱伝導率0.019[W/(m・K)]は、熱伝導率が低い空気よりも小さな値です。ダントツの耐熱性能の秘密は、発泡させた樹脂の中につくった微細な「独立気泡(セル)」とそこに閉じ込めた断熱性能の高い発泡ガスです。さらに、断熱性能が高いので、十分な断熱効果を他の断熱材よりも薄い材料で実現。「フェノバボード」を固定する断熱パネルビスも短くてすむので、断熱材がしっかり止まり、ズレや歪みの防止にも効果があります。「フェノバボード」は外張り断熱工法に最適な材料です。
フェノバボードシリーズに新たに床および屋根充填断熱材専用として「フェノバボードJが登場しました。熱伝導率0.019[W/(m・K)]という最高クラスの断熱性能をそのままに実現しました。
省エネルギー効果:真夏の屋根部分の温度は70度を超えると言われています。断熱材がない場合、その熱は躯体に伝わりそこから放熱することで冷房の効果を低減します。また、冬は夏とは逆に、屋根面が放熱板になり、暖まった空気が逃げてしまい暖房効果を低減します。夏・冬とも屋根面で断熱材を使用することで、冷暖房の効果が充分あがります。フェノバボードを使用すれば、夏は涼しく、冬は暖かい快適な住まいを実現できます。
結露対策:結露は建築物の寿命を縮めるばかりでなく、内装材のシミや汚れ、カビ、ダニの原因となり、ひいてはこれがアレルギーを引き起こす原因と言われています。適切な断熱材の使用は、結露対策やアレルギー対策にも有効です。フェノバボードを使用すれば、結露が発生しにくい住まいを実現できます。